六月三十日恵文社一乗寺店で買ったもの

お土産にコドモノクニ*1の手拭。
他は、自分のための、本。


『自己愛な人たち』 (春日武彦講談社現代新書自己愛な人たち (講談社現代新書)


講談社現代新書なので旅行後に、地元で探したり密林で購入すれば僅かと言えども荷物ふえなくてすむのだけれど
でも
恵文社一乗寺店に置いてあるのがすばらしいじゃないか、てんで購入。
それに春日先生のエッセイは、なんでか新幹線の中で読むと楽しいのだった、わたくし。しんりてきこんきょは、、、ふめい。
と書きつつも、帰りの車内で寝てしまって読めなかったのでした。
きっと本書もなんというか、
「耐えられないわけでもないけどかなりゲンナリはするだろう存在のヘナチョコさを突き付けられる」良書に違いなく(読めよ)。



『〈少女マンガ〉ワンダーランド』(菅聡子・ドラージ土屋浩美・武内佳代 編/明治書院“少女マンガ”ワンダーランド


少女マンガの歴史、さまざまな論考、名作紹介、作者紹介、なによりも
カヴァーイラストの描き下ろしもされた、吉野朔実さんインタヴューが載ってる!ということで。


『思考の表裏』(ポォル・ヴァレリィ, アンドレ・ブルトン, ポォル・エリュアル 堀口大學 編訳/閏月社)思考の表裏


造本が、美しい!
惹きつけられ、まず手にとって感動しました。しかしこれ、何の本なんだ・・・
ええっと事情がよく分ってなくて違っていたらごめんなさいですが、
ヴァレリィ『文学』への、
すっとぼけたパロディだった筈のブルトンとエリュアル『ポエジィに関するノオト』を
堀口大學が生真面目に一冊の書物に纏めちゃった産物、なのかしらカシラ?



『こわれる』(ゼルダフィッツジェラルド 青山南 訳/晶文社 女のロマネスク3)


ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』でゼルダに再会したばかりだったので買い(直し)ました。
再会じゃねーよ。
邦題の"こわれる"は編集部の発案だとか。



『のんべえ春秋』(木村衣有子*2)/木村半次郎商店)


だからこれはのんべえ用の"春秋"なのね、と。
お酒の話し、いっぱい。
お猪口やグラスのイラストいっぱい。ねぎまの絵とかもおいしそう。
大竹敏之『名古屋の居酒屋』の書評だってある。
果たして酒場でひとり、文庫本を読むのは格好いいのかどうか。
どうであれこれは呑みながら読みたい雑誌です、専門誌?む、号数とか付いてないやあ。