今日は大阪松竹座で、『阿修羅城の瞳*1をみましたよ
あまみん*2が出てる、
ほとんど、それ以外の予備知識なしで行ったんだな
そりゃ、あと、
市川染五郎が出てて、
ウワサに聞く「げきだんしんかんせん」の人がつくってる、
てなことには気付いてましたけど、うすうす(<うすうすかい)
で、始まって、いきなり
十三代目安部晴明 VS 鬼の一族っていう派手な活劇があって
あ、かっくいいエンターテインメントなんだなこれは。
鬼のデザインと動きが良くて、映画にしても良いのではと思ったり。
     
でも「鬼」とはいったい何か
観てるうちにそれを考えはじめたら、
もっともっと鬼畜な展開を、と。
人こそ鬼、な話しであればなという欲求が止まらない
   
主役であるところの、
鬼退治をする役職だった出門の、
正義であるようで快楽殺人者めいた攻撃衝動をもっともっと強調して
でもって
女にだらしなく(けどもてる)ということにして
師である安部晴明には逆らえないということにして
(全然ヒーローじゃないよなってくらいにして)
そんな面が
阿修羅覚醒のトリガーになってしまう、というような。
阿修羅が覚醒するのは、ただ、ヒトと対等である力を得るため。
   
そして鬼とは、人の社会が疎外してきたモノどもの集まり。なんてね。
   
ワタシの脳内阿修羅城は
アンデルセンの人魚姫以上の、裏切りとディスコミュニケーションの、
悲恋にすらなれない悲恋物語りになりました(手塚治虫テイストかも?)
   
どーせわたしは手塚系。

*1:劇団☆新感線+松竹

*2:相変わらず天海祐希さんのことをこう呼んだり→2003-08-24の日記参照