『機動戦士Zガンダム』再放送

すべてのことはもう、一度行なわれてる
というのはムーンライダーズの「マニアの受難」だけど
そんな何かが損なわれてる感覚で
富野由悠季監督による『ガンダム』の続編もまた極めて、
トミノてきなパート2であった、と。
悪夢のような、冗談のような、おはなしのつづき方。
「正義」やら何やらが対象化されるトミノな眼差しで
「正編」もまた取り扱われる
だからこそカミーユの行く末は、
かつての最終回の希望の甘さに入れられた砂糖の量を計るように…。
第17話「ホンコン・シティ」、
ベルトーチカ・イルマが厭なヲンナになっちゃって
というか
アムロ・レイと性愛関係になってウザげなカンジになっちゃったのね、
みたいなカンジで
カミーユ
ガンダムMk-Ⅱをアムロに譲らない?」なんて言うのは、
ガンダムに乗らないアムロなんておかしい」って言うのは
視聴者が持つ期待、気持ちを代弁しつつ皮肉ってるようで
ミライ・ヤシマが「人間は変わる」というように
"ガンダム"なるものもまた、グロテスクな変貌をとげていたのだった
サイコ・ガンダム
悪夢のような、冗談のような、正義のモビル・スーツのパロディ。
まるで特撮映画の怪獣のようにニューホンコンの市街を壊していく
"ガンダム"を黒く塗ったり巨大化したり、
その行為にある心理もまた、
地球の重力に引かれた魂のなせる技なのか?
・・・