靴かかえて映画館へ

あれこの人なんかとても懐かしい、って観てて。
あ、ジョン・カサヴェテス組だったベン・ギャザラさんじゃーありませんか
カサヴェテスならったい、
ラース・フォン・トリアーをどう評したんでありましょうかとか思う
ベンはもう２度と出ない、ってさ
でも『ドッグヴィル』はよかったよかった、たのしかったですよ
犬村の男子ちんこ入れほーだいな公衆便所になってっても
ニコール・キッドマンおねいさんは気高く美しくさいごに……でありました
『奇跡の海』は観てない、つか『ダンサー・イン・ザ・ダーク』しか観てなくて、
『ダンサー…』のビョーク部分はスキだけどこの監督さんはフォローしなくてもいいか、
とか思ってたんでまだ分からないんですけど
ただの自己犠牲女萌え監督じゃないかもなラースくんてば岡崎京子てき突き詰め要素もなくなくない？
でもって、
奇しくも『ドッグヴィル』は押井守監督『イノセンス』と補完し合う映画である
とも思いましたよ
『イノセンス』のテーマに引っ掛かった人は『ドッグヴィル』の人形ネタにも反応するはず
そして奇しくも
一方は背景過剰映画でありもう一方はその逆。
世界はヒトの思いで出来上がってる。人形への愛のように。
友愛に満ちた穏やかさも、ある条件下での、たまたまのこと。
可愛いペットも不審者には牙を剥いたり吠えかかったり。
ある条件ではもちろん主人にも。
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