今週もまた、正しい『プリキュア*9』

を書かなくってはいけなくってよ
なんなのかなーこういうの。脚本力の弱さ?
ぶっちゃけ、いろいろあったのち小田島先輩の内面の変化放置で終わるなんて、
エンターテインメントの物語文法としてありえなくない?
マドンナの皮を被ってる中の人の苦悩って問題が提示されてたのに
それは解決されることなく終わってしまう、
もちろん、狙ってアンチ・クライマックスなお話しにしてるわけでもなく。
小田島先輩は変わるところもなく、何があったかも覚えちゃいない。
『マルコビッチの穴』*1みたいな
スラップスティックなシーンにしたかったんだろうと思しき、
ザケンナー介入によるACマドンナ小田島先輩大量発生シーンもノリが悪いったらなくて。
ほとんど無言の大量コピーがうろうろしてるだけって…。
「あたくし、ホントはあんなこともこんなこともしたくってよ」ってひそかな願望が
過剰にはじけてドタバタになっちゃう展開でないとさ。
大量の先輩が
校門に乗りつけたキャディラックからぞろぞろ出たり
授業中にぐーぐー鼾かいて寝てたり早弁してたり落書きしまくってたり校内を破壊しまくってたり
街で買い食いしまくってたり小っちゃいお子さまをいぢめて泣かせまくってたり
カツアゲしてたり(・・・以下数行自主規制・・・)
いや、ほどほどに笑える程度の悪さでね混乱を巻き起こして
そのどれもが、小田島先輩の抑圧されてた部分で。
プリキュアたちの活躍で洗脳から覚醒し何もかももとどおりになったあと、
ギリギリな自分の見せ方をちょっとは緩めていこう、と思うマドンナ先輩でありました、
とまあ、こういうふうにいって欲しかったメポ。

*1:もっと前にはアニメ版『ルパン三世』でのある回があるんだけど