京極先生の書棚はもしかして

素数ゼミの生態のような、
奇蹟に見えて実は必然、みたいな秩序の元に成り立っているのかも知れないなあ、なんて
素数ゼミの謎』素数ゼミの謎という本を読みつつ思ったり。この世には不思議なものなど何もないのだよ
いや、
アメリカには素数ゼミというのがいるらしいのです、
英語でMagicicada=マジシカダって呼んでて(マージ・マジ・マジーロ!)
13年周期と17年周期で特定の地域に発生、といいますか地上に出てきて鳴きまくるわけです、
13と17つったら素数
ドラマ『不機嫌なジーン』に出てくる素数好きの数学者さんだったら
「あんた絶対それ研究しなさい」ってジンコ@動物行動学者に言っちゃいそうなお話しではありますが
リアルで研究されたのはこの本の著者である"数理生態学"が専攻の
吉村仁教授であります、って、おっと名前に「仁」の字が入ってるってゆうなんたる偶然*1
これが吉村教授のはじめての一般向け著書だそうで、
アメリカン・ナチュラリスト」に寄稿した論文が元になってるそうで、
でもこの本は分かりやすくて石森愛彦さんのイラストも可愛くって、
なんかお得♪ってカンジです、面白かった!
でもアタマの良いアナタは本書を読む前に自力で解答に辿り着いちゃうのも乙かも、なのです
素数の性質と、
セミの歴史はずいぶんと長〜くケイゾクしてきた、
新生代第四紀更新世よりもずっと遙か以前に(おっとっと)てことを考えれば
答えはわりと近くにあるのかしら、って気もしますけど、どうよ?

*1:・・・この謎は・・・解けるのか?