コトバノイミハセメギアイ

お友だちから借りた

硝子生命論

硝子生命論

をゆーーーーーっくりしたペースで読んでて
いまも読書進行中なのだけれど
硝子生命というのはとりあえず(?)いまは(?)ぶっちゃっけ(ていいのか分からないけれど)人形のことで
で、
素材が硝子で出来ているわけでもなくて、
ジャンルは何でも神でも隠喩でもとりあえず虚構内実体化現実化するSFではないので
笙野頼子さんにはもしかしたらとてもSF属性があるかもしれなくもないのだけれどジャンルは純文学なのでたぶんこれはね、
銀河鉄道999のウエイトレスさんみたいなことにはなってないで
書く、という力はコトバへと向かってて、で、
硝子で出来てもないのになんやのというひっかかりが読みにくく読んでいくとあるときとつぜん反転して、うん、
これは硝子生命としか呼びようもないものだなとびっくりして感動した。
・・・
『Beth vol.02』(講談社)のたのしみにしていた谷川史子さんの『おひとり様物語』で、いきなし、
「佐々木未和 21歳 女子大生」が失恋したてで「おひとり様になってしまいました」とか言い出してたので、おいおい、と。
「おひとり様」というコトバに何すんねん谷川せんせい!とか言いたくなったけど
「おひとり様」ってもうちっと何かこう、適応してるっぽい自尊心も入ってるもんじゃなくって?
いやそれでいいのカシラというアムビヴァレンツなものも含有しつつ。
って別にあたしはこの「おひとり様」てコトバを気に入ってるわけではなかったりしつつも面白がって使ったりしてたので
酒井順子発「負け犬」の意味の、世間でのねじれ具合にはいささか「あ〜〜」とは思って瞬時に忘れたりしつつナニカが淀んだりはしてたので
今回、第2話どーなの?
とか思って読んでて読み終わったら、うん、納得してた、面白かったです、谷川先生!
「おひとり様」には
自ら嵌っていってる「おひとり様」と
自分でこなしていく「おひとり様」があるの。そゆこと。
・・・
それでさいきん思うのは
オタク女子も801ちゃん腐女子もなーんかどんどん大ざっぱに意味が拡がってなくない?とかあって
何でもフランクにくくっっちゃうと何かを見落としちゃうよ?とは思うんだけども別に見落とされても別にいっか。
というか
仮面ライダー電王』ってオタク女子好み仕様ですね!とかつい書きそうになってた自分を戒めたく、
仮面ライダー電王』ってジャンプ愛読女子仕様だね!てのが割と溢したくないものを溢してない書き方なんであった、あたし的に。
というか
「SF女子」って属性があるよね、あったよね、とかは思うん。
「SF女子」が801で腐女子だったりすることがあったりもちろんオタクではある、あった、のではあるけれども「SF女子」。
いやあの、そういう先輩の方々が憧れだったりするのでねっていうそういう話し。
あー、
[rakuten:book:11928255:detail]の「文藝ガーリッシュ」は特定ジャンル嗜好を排除してるのね、いいけど。
ていうか
フランク・ザッパ(は?