未映子熱さめやらず


それは「率歯」ほどにはその出現が「事件」にはならないくらいに普通に味わい深い人生のなんたらかな小説だったかなと思っていたらさいごにあああああああなったわけで油断できんやないのというのが
アスペクトのフリーペーパー『アスペクト』2007-5月号に載った川上未映子さんの連載小説「お母さーんと叫ばなならんの、難しい 第1回 苺畑が永遠につづいてゆくのだから」のおしまい「ない。」のところまで目を運んでいったときに沸いた感想であって、
同時にまあちゃんと、あたしの期待どおりにステキに妙になる展開ではあったけれどももしかしていつか川上未映子にとっての『ノルウェイの森』な、
てのるうえいのもりべすとせらーになったからよんでませーんからてきとうに湧いたものではあるけれどもなんてゆうの、
みんなが読むわ読むわ痺れたわ泣いたわとゆう超ベストセラー、
でもって恋愛小説。
そんな本も出ちゃったりする未来も来るのかしらんとか思わんでもないのはビクターの後にエンタテインメントと続いてゆくのだから社の存在と関係あったりなかったり。
んで同時に脳裏とか奥歯の裏に豊川悦司の顔が浮かんで何やのとか思ったが
正しく浮かべようとしていたのは西島秀俊の顔であると気づいて
ああ、黒沢清監督『LOFT』LOFT ロフト デラックス版 [DVD]中谷美紀、んーとか賞受賞後の純文学作家に恋愛小説書かせようとしていた編集者ね、
と自分の中で納得行った次第。
まあ自分の頭の中で奥歯の奥で勝手に納得いってるのやけれども
勝手にイって勝手に言うと
歌うところすらこの目で見てないというのに
川上未映子とは誰か?
誰か知らないけれどもなんか黒沢映画に出てくる幽霊みたいな人である、
と答えてみたい。
て人を幽霊扱いかい!とかツッコミに、
とっても説明のしようもない黒沢清てき幽霊についての説明をせねばならんの難しい、
であるけれども黒沢幽霊、ね、だんだん映画のたびに
なんてゆうの人間ぽい、わけではないけれどもそう幽霊は
見えてないときがいちばん怖いんであって
存在しているということは、
存在していることのおかしさゆうんがあって、
でも怖いんだけどちゃんと人に影響を与えるものとしてある怖さというのは
何かわけわからん怖さとは別の怖さになりつつその中にでも分からん怖さがありーの、でも
『叫』叫 プレミアム・エディション [DVD]では玄関のドア開いて部屋から出たり、
『LOFT』で豊川悦司に★衝撃の★説教くらったり、
そんな感じではあるがやはり黒沢映画観てない人にはどうにもならない結びつけであったのう。
んで『LOFT』の幽霊(と書いてきたけどこちらは呪いのミイラと言ったほうが正しいのかも知れん)は
なーんか純文学作家と結託した、という話しだったような気もしなくわないわけであって、
その映画の中谷美紀は恋愛小説カンヅメ中の山荘近くを花柄ワンピにスニーカーで歩いているのであって印象、
未映子さんのやりそうなことだ!と悪意ないつもりで
(いやだから映画の中で純文学作家はえらく魅力的だったわけだけれども!・・・ナニカヲステツツ(汗 )
勝手に勝手に勝手に勝手に思っててごめんよ。

ワンピ+スニーカーとは何か?
いや
コーディネイト次第では可愛いはず。
中学生以下ならかわいいきっとちゃんと。
でも大人だとうーん、
もしかしてバランス問題ではなく、
ワンピ着る理由がのだめのと同じ理由というのが表出してしまうのが!問題!!なのかしらね。

いやそれでもきっと未映子さんは美しいレイディに違いなく・・・

そして小説の登場人物と作家さんを同一視することは愚かな愚考に違いなく・・・
アスペクト』2007-5月号には連載スタートにあたり
文筆歌手未映子さんとは何者ぞ?」というインタヴューもあって、
「実際にこんな女性がいたら、とんでもなくエキセントリックですね」と聞き手さんに言われてるのであるが
「それは未映子さんのことだろー!」とツッコミいれたあたしがいることよ。

えっと、聞き手さんは未映子さんを知ってる人であたしは知らない人、そういうことです。
そういゆことにしましょう。いや、そうなんだけれども!