蝶も歯も雪も舞え氷の島で。
某日書店で川上未映子さんの記事と書評をチェックしたらば
『in 歯ー』読んで社長が泣いた!
んだそうで豊崎社長が2度読みのときにね、ん、
あたしはいっかいめからやられてわあああてなっていろいろもう、大変やったのだけどもああ
こうして豊崎由美さんみたくちゃんとあの小説の魅力を書く人もいらしてほっとするよほんまに、
クレアの記事じゃ未映子さん自らがタイトルの正当性を語らねばならん現状ではあってどうなのそれは
不幸なのそんなことせなならんのは筒井康隆だけでええやんと思うわ
理論武装の必要から始まった筒井さんの創作理論が読めるのも読書として喜びだったけどさー。
しかしいっけんふざけてるような一度目はこれ、笑うもん?とか思われたりするかもな『in 歯ー』は
タイトルだけでなくて中味もヤバくてそのイメージの深層だかあくまでも表層だかでのその深刻度は
もっと以前に書かれていた二階堂奥歯さんの『八本脚の蝶』とのシンクロ率、
というか語彙リンクぐあいにあらわれているぞー、
なんて言ってしまうのはあまりにうがち過ぎでしょうかどうでしょうか、
でも奥歯という筆名を選んでしまう人が蝶を見るたびあの夢の中やら外やらの蝶について考えてしまうというのも想像しやすい話しで
また奥歯さんにとっては雪、
という言葉も重要であったわけでそれら、『in 歯ー』の中に入っておるね、
雪が降って気持ちが安定するのは「はみだしっ子」のサーニンでしたっけ
あ逆か。サーニンは危うくなって、雪になだめられたりするのはマックスか。それにしても降雪率高いね『はみだしっ子』、
雪に始まって雪に終わる。
それはそうとだいぶ前に映画館の予告編で今度のリュック・ベッソンの新作は妖精の世界が舞台でその妖精の大きさは歯、人の歯ぐらいなんやと。
おやまあ歯ーシンクロしとるなーと思っていると政府広報、
北方領土は私たちの故郷です、とかそんなお知らせ、
北方領土、それは何々と何々とそしてはぼまい、とかたしかそんなナレーション、
画面テロップには「歯舞」
!
そやった、そんなん習っておった、歯舞諸島、歯が舞うって何ーッ?!
ってぐぐってみたわけです「歯舞 語源」、
したらハボマイ、やっぱアイヌ語なわけね、うん、
え、ハボマイは「アプ・オマ・イ」、その意味は…
「流氷のあるところ」
って!!
『氷の海のガレオン』、
わたし的には奥歯さんによって知った木地雅映子さんの小説につながってしまいますやん…あ、れ?
未映子さんと雅映子さんだったりも(;^_^A
なんすかこのぐうぜん???
ところで「歯 舞 蝶」でぐぐってたら
淵上毛銭という詩人の「てふてふさん」という詩に行き当たりまして、
その詩、蝶と歯が出てくるんですな、探してみてください、
毛銭さんの伝記的事実というのがこれがまた、
歌手未映子さんの歌の一節に結びつけてしまいたくもあり…「告白します僕は生きるのが…
・・・
そういえば三原順さんは北海道札幌市出身。