ハトとカネシロ

このまえのお休みは『K-20 怪人二十面相・伝』みて次の日に
本当は12月にみる予定だったけど
風邪ひいたりなんやらで延び延びにしてた『レッドクリフ』をみましたよ、
レッドクリフ』すんごいロングランでしたねえ、みたと思ったら
もうDVD発売のCM流れてるし! でも劇場でみれて良かったわ、うちのモニター小さいしね。
なんつったってあの大艦隊の映像、
大河の奥までずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと続いてくっていう。
そこんとこ(敵にあたる曹操軍)を諸葛孔明が放った鳩ちゃんがぱさぱさ飛んでくわけですが
孔明を演じていたのが金城武くんで
なんの偶然か
同じくカネシロくんが中の人だった、
『K-20』で嵌められて怪人二十面相として追われることになる遠藤平吉も鳩を飼う人だったわけで
もしや実生活でも鳩を飼う人なの金城くん? とか思いそうになったり(調べてない)。
しかし「なんの偶然か」って
そんなに偶然でもなくって今のカネシロくんの立ち位置って
そういう役が当てられちゃう、ってことなのかしらん、とか。
むかし観た天使の涙 デジタル・リマスター版 [DVD]じゃフリーキーな演技をしつつの不思議ちゃん、だったような?
て、
いまちょこっと調べたら『天使の涙』の人は発語が出来ないキャラでした。なんかゴメン。
で、
レッドクリフ』と『K-20』で鳩飼ってる人がお話しの中でどう機能するかっていうと
嫁入り前の女子の閉塞が解かっちゃう人である、と。
孔明さんは、孔明さんが勤める国の、
蜀と同盟を結んだ呉の君主・孫権さんの妹・尚香ちゃんの資質に気づいちゃうし
(てか尚香の男まさりっぷりはもともと表立っているんだけれども、
 君主の劉備さまとケコンすれば蜀=呉枢軸はこの先安寧、
 つか魏じゃあなくって後漢ですかねまだ、
 それに拮抗できる大国になれる、つかそうしないと
 蜀と呉の関係がむしろやばくなっちゃうんですけどもー、でもでもたとえそうでも
 政略結婚なんて厭なもんは厭っぷりが切実に本気!だよね彼女、って知っちゃう、みたいな。)
遠藤平吉は明智小五郎と婚約中の、松たか子が中の人な羽柴葉子の迷いに触れてしまうし。
リアル愛鳩家の皆さまの属性とはたぶん無関係かもなことはお断りしておきますが、
物語り機能てきには
「あ、俺の好きな鳩みたいなひとが此処に!」みたいなカンジかしらそうかしら、
それってその瞬間、
自分の手の中で動く、生き物の感触を想い出していたりして。
あたたかく、それはいて、存在の気配を皮膚に伝えて。いやん。


だからこそ




手を放したら飛んで行け。


飛んで行ったらもどって来て、俺のところへ。










なあんて書いてみたけど
三国志』にも『三国志演技』にも学校で習ったはずの中国史にも
萌え的三国史観にも、さっぱり無知なのですけれど、
尚香ちゃんと孔明さんにフラグは立ってはいないだろーなーって思うけど、
が、
そう書いてみて
いや、
羽柴葉子と遠藤平吉のあいだに恋愛ってあったのかしら?っていう。
はたしてそれが
明確に演出されていたのかどうか、
検証するためにはもう一度観なきゃならないカンジなんです今あたし。
ていうか恋愛、お話しの中の、
それって
お話しの中の人らが好き好き言い合ってたり、
ちゅっちゅっしてたりしなきゃ
発現しないものデスよねえ。
てか問題は、
「ありえたものがあることになる」ことではなく
「ないことでもあることになってない以上それはありえることって考えるのもあり」
だったりすることのが重要である萌え的に、だったりするかもなのですがしかし、
「それはない」とうっかり思ってたりすると実はあったりするのが昨今だっ!!ていう、
だからもお、
明らかであることなんか明らかになったこと以外にゃ何もない、
とか思ってないと吃驚しすぎたりがっかりしすぎたりですよ!っていう、
たとえばフルーツバスケット (2) (花とゆめCOMICS)のさー
某くんの某さんへの感情とその気づき方とかさー、


もんの凄い引っかけ問題だったのデスかっ!ってゆう。
・・・
でもってあしたのジョー(12)<完> (講談社漫画文庫)白木葉子さんの気持ちの表出の場面とか
そこに行くまでの隠されっぷりとか
それっていつからよ?と考えてみるとよく判らない、
もんのすごい演出だったわけで、
いや葉子さんだけでなくジョーも力石もマンモス西ものりちゃんも他の人も、
あらためて考えてみると
リアル生活で他人が何を考えているか、知れないぐらいにホントの気持ちのところは判らなくって、
なおかつお話しはめっちゃ面白いっていう、
いやもうおそろしいまでの名作でしたわね『あしたのジョー』。
・・・
機動戦士ガンダム00』でも
「ソマアレないこと読み」してつんのめった人もいらっしゃったわけだけどw
これあたたかく笑うところでもなくってさ、
「物理てき」には誤読でもなんでもなかったりするんじゃないでしょうか、っていう。
「物理てき」っていうか映像テキストそのもの、
第何話の何分何秒あたりにありましたか/皆無でしたか?な、ハナシだったりしますよね。
ソマアレがああであった結果こうであるならば
(   )×(   )*1って全然間違ってる、とは言えない、
さいごのさいごの瞬間までっ!!












てかお話しが終わったあとですらも?!
だから、
あきらめるなッ!*2
つかさこないだの「#15 反抗の凱歌」での、
マリ刹な展開にあたし的にほのぼのしたので
他の人の感想をおそるおそる(←なぜだw )覗いてみたらば、ホッ。
いがいとあんじゃんノーマル支持、みたいな。マイナーじゃないじゃん、みたいな。
、て!!
それが本流やろがっ!
ヒロインとヒーローですよっ!!
なあんて思いつつしかしこれはもしや、
ありとあらゆる萌え掛け算の中のひとつのパターンでしかない、と言わざるを得ないのでないかと
思ったり思ったりしたのでこの文を書いているのデシタ。


んでええっと、
きのうは
テリー・ギリアム製作総指揮
ブラザーズ・クエイ監督
『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』を観てきまして
こないだ読んだこぐまレンサ 完全版 (講談社BOX)もそうだったけど
これもまた女子がとっ捕まる話しで
シンクロ、ちゅうより結局、そゆのがドラマチックというものでありましょう、
んがしかし、
捕らわれた姫が救いに来た王子に救われて結ばれる、っていうのはもはやむかしばなし過ぎ、
てことだったりするのでしょうか今や、
[rakuten:es-toys:10102869:image]の村から脱出した村の外もやっぱ村でしたみたいな感覚に
映画観ながらおそわれたりもし、
学校の外もまた(略)なエコール [DVD]の記憶よみがえらせたりもしつつ、
カフカの登場人物っぽく
(映画元ネタの[rakuten:book:13051943:image]を読んでないのでカフカの名を出しますが)翻弄される、
このピアノ調律師の夢と現の境目やら彼じしんの輪郭やら実写とアニメーションの区切りやらが
とろんとろん溶けてくさまを
みながらとけてしまったら性器と声帯の区別がつかなくなりました、ああ神さま、






かみさま、
                                あたしも
























くにゃくにゃですぅ。。。。


























耳をすまして、競売ナンバー49の叫びを聞こえてくるのを待つでありマス。


・・・
そゆや世界はアメリカの中ですか、未だ?


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*1:お好みのカップリングを当て嵌めなすって下さいまし(汗

*2:←なんのはなしだいw