引用A−引用B=・・・?!

引用A:
一回刻まれて殺されてみればいいのだ。虫を殺していいのなら、猫くらい殺してもいいだろう、というたぐいの甘えには、想像力のかけらもない。ある人にとってそれが猫以上の、愛情を注ぐ存在なら、他の人はそれを想像してみるべきだ。それが人間というものではなかったろうか。
   
引用B:
どうせいつか死ぬなら、有意義に自爆して死のう、という考えと同じだけの強さで、どうせ死ぬのになぜ殺す? と思う。

・・・
よしもとばなな『子供ができました yoshimotobanana.com3』(ISBN:4101359202)より
・・・
あ〜あ。
感情的に、あるいはボケッとして読むなら、
それぞれはたいへんまとものように見えるかも、だけども
引用B(44頁)はテロ
(文章の流れからいうと9.11に関して。
ってゆうかユルい文章なんでこれが個別の事件についてなんだか
テロ一般についてなんだか読解力のないあたしには分かりません)、
引用A(52頁)は猫を殺してネットで中継した事件についてのもの。
ワタシが書きたいのはテロリズム擁護、なんてことは
一切、
さらさら、
ちっとも、
絶対無いわけだが、
よしもとさんはテロを起こす側について、
想像力をかけらも用いていない。悲しい(呆
そりゃ観念が煮詰まっちゃいましたテロもあるだろうけど
愛情を注ぐ存在を奪われた者が行わざるを得ない行為としてのテロ、
それは絶対に無い、と、よしもとさんは断言出来るのだろうか?
それを想像してみるべきだ。それが人間というものではなかったろうか