ちょっと前にまた店が変わってまして(転勤しまして)

きのう前いた店へ、
自分が担当だったらたとえ売れてなくてもずっと棚に差しといたはずの本を救出、購入。
以下、そのリスト。

森奈津子『耽美なわしら 完全版〈上〉』(ISBN4-901722-23-9)
森奈津子『耽美なわしら 完全版〈下〉』(ISBN4-901722-24-7)
森奈津子西城秀樹のおかげです』(ISBN4-87257-216-5)
松浦理英子『ポケット・フェティッシュ』(ISBN:4560073457
松浦理英子『裏ヴァージョン』(ISBN:4480803580
英田大輔『ハルジオン』(ISBN:4898150845
『GAS BOOK 13 JULIE VERHOEVEN』(ISBN:4860833643
って、
みる人がみたらある種の傾向がうかがわれるライナップだったり。
『ポケット・フェティッシュ』はさいしょに出版されたものが実家にあるのだけれど
ずっと実家に帰れない(気分的に)ので買い直し。このエッセイ集のエッセイのひとつに、

真摯な描き手、宮西計三をめぐる状況が好転することを切望する。

とあるのにこれが書かれた1990年からずっと状況はたぶんきっとほとんどそのまま、
じゃないのかな。もったいないぞ、世間。
思うに
宮西計三とジュリー・ヴァーホーベンとハンス・ベルメールには共通点があって
肉体の描写がふっと幾何学的関心へとふれてっちゃう、みたいな、
それは
あたしが子どものころエロ漫画みてて(みてるなよ)
お話しの展開よりもそこにあったおっぱいの絵、
はなれてみれば、それがただの線なのになんでこんなに
どきどきどきどきどきどき♪
しちゃうのかしら、って思索をこらしながらどきどきどきしてたようなこととカンケイがある、
ことなのかもしれない、あの、
こらす「凝らす」って、集中させるって意味だって辞書にあってだから
こらし「ながら」って間違ってる、
ようでいてぜんぜん間違ってないのよ、ふたつのことがそこにあったの。
って意味も含めてカンケイあるよ、きっと。
・・・