本日の『イ*5』

ところが押井守だけは、全く変わっていない。最新作『イノセンス』を見れば一目瞭然、八〇年代からのアニメファンたちは作品の完成度もさることながら、デジャブのように繰り返されるお馴染みの押井ワールドに歓喜しただろう。コンビニと犬への偏愛、銃器の細かい描写、衒学的なセリフ回しなど(以下略)

以下略でごめんなさい、
これは『文藝別冊[総特集]押井守』(ISBN:4309976824)から
浅野智哉氏の「無邪気な犯罪者」って文章から。
何が「だけ」かっていうと大友克洋富野由悠季宮崎駿と比べて、って話し。
(こんどの大友さんの『スチームボーイ』、
おもしろいなーって観てても終わってみると、
後に引かなくてすぐに忘れてしまう映画になりそうな予感がするな、あたしは。)

ね、
はげしくどーい、だってばさ。
こういうことなんだよなあと思う「いつものこと」なんだもん。
うっかり押井映画やってる劇場に入っちゃって
「なんだこの映画は」とかなんとか言ってるひとの横で
スクリーンに見入って感動に打ち震えるのも、いつものこと、いつものこと、
いつもの押井祭り♪
(むかーし、
『赤い眼鏡』のときとなりの席にいたおじさんに叫ばれたときは
まだ斯様な事態が理解出来なくって
え、『天使のたまご』でもないのに、
こんなにワカリヤスクておもしろいのに、一体なにごとだあ?と思ったですよ)

こんかいの押井祭りはお金がかかってるだけあって宣伝もいっぱいされてて、
いや〜派手で面白かったですねえ♪♪♪
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