宇野千代『宇野千代きもの手帖』

いっぺん人に笑われたら、あとは笑われた者の得だ。

すごいよ宇野千代さま、お言葉がいちいち名言。
上の引用はもうまるごとコピってもよかったんだけどでも
本読んでみて!の21頁から。
着るもののこと、
そんなつまらないことで人に笑われないほうが好い、
自分に似合った格好で人中へ出た方が好い、
しかし
そんなつまらないことで人に笑われても構わない、
好きなカッコウをして愉しいと思ったほうが好い、

私はそんな風に思います。

というコトが書いてあるわけで。
胸撃たれました、な、
・・・って。
(なんだかヤヴァイ方向に行きそうだぞジブン、
 でもイキたいんだよね>自分。)


水曜日は、
名古屋クラブクアトロ>へ、
トリコミ feat. 戸川純のライヴに行って。
着物きてたコがいたんだよね、いいなあ、うらやましいなあって。
岡崎京子さんのマンガの、
和服着てお買い物途中でネギ持って(だったっけか?)
ライヴに行っちゃっうサカエちゃんのエピソード思い出したりしつつ、
みんな着物着るようになったんだなー、と感慨にふけったり。


上の本の帯に、お洒落について、
「嫌な奴にも見せてやりたい」とも宇野千代さまの文があって、
これもステキ。
きのうの『黒革の手帖*1で、
銀座のママに会ったときの婦長さんのハッとしたかのような表情がせつなくて
あれは、
「こんな綺麗な装いをしていられる人がいるんだ」みたいな気持ちだったのかなと、
思うわけで。
「お洒落しゃれても惚れ手がないよ」(これも帯の文にあったコトバ)、
それでもね、
メラメラパワー!!!
を。
こんどは矢沢あいが出た。*2


■■■

*1:ぜんぜん関係ないんですが釈っき〜関西弁に抵抗ある関西の方には、あれは偽関西人だと解釈していただいて寛大なキモチでみましょう!と呼びかけてみたり。

*2:「メラメラパワ〜ッ!」とかだったりするかも。細かいところはてきとう。釈弁みたく?