「子ども向けとしてはどうか」なんて例えば

明日のナージャ』や『仮面ライダー剣』や『ウルトラマンネクサス』なんかについて言われてると
この歌のフレーズを思い出すわけで
たしかに映画館で退屈すると騒ぎ出すのが子どもですけど
大人向けの話し=退屈、ってすぐ言えるのかどうか、
だって
話しが分かって面白い、と思って見るのって何歳からだよとも思うし
話しが分かるくらいになるとガキ扱いされてることも割と敏感に分かるようになって
大人な雰囲気に憧れるようにもなるよね、
だからもう、
子どもっぽい番組なんて見ないよ、なんて「卒業」っぽい感覚もあったわけだし
ジブンの場合を言うと
怪獣って存在とかはとても好きだったのに
小学校中学年あたりでああなんかお子さま向けなんだな〜っていろいろ思って
分かりやすいヒーローものとかロボットものとかは見なくなって
(ふたたび見るようになるのはちょこっと大きくなって
アニメ誌とか同人誌のアツイ記述を読むようになってから。
『帰って来たウルトラマン』の「怪獣使いと少年」について、とか
ウルトラマンA』の最終回について、とか。
え、そんな並のドラマよりもシリアスなことやってたの?っておどろいて。
あとトミノ監督のせい。いや「せい」でなくて「おかげ」だろって)
男の子たちが話してるのもふ〜んって横で聞いてて
土曜日の夜もドリフ(は偉大だったのかも知れないけど)なんか見ないで
NHK土曜ドラマ見てた。
松本清張原作の、
犯罪がバレそうになってる上司をかばってる間はその上司からちやほやされるんだけど
完全に安全になっちゃったらまるきり無視されるサラリーマンの人の話しとか
峠の小屋できれいなおねいさんのエッチな行為を見ちゃう男の子の話しとか
刑事さんが好きだった女の人とセックスできてすごくハッピーだったのに
それが・・・・・・で結局・・・・・ちゃっう話しとか。
山田太一脚本の水谷豊と桃井かおり鶴田浩二の出てたガードマンの話し、
ビルから飛び降り自殺しようとしてた桃井かおり(が中の人)をガードマンの鶴田浩二が止めて
桃井かおりは鶴田さんのこと好きになるんだけど
鶴田浩二は特攻隊員の生き残りで重いものを抱えていて
そのせいだったかどうかは忘れたけど(忘れる以前に分からなかったのかも)
寝る寝ないの話しになっても桃井さんは抱いてもらえない、
みたいなの。
あー性格形成に影響受けてるわ〜ん♪


この手の、子どもにはウケなかったって話しでよく出てくる例として
アニメの『ルパン3世』と赤塚不二夫のマンガ『レッツラ・ゴン』があるわけで
その話題に出くわすたびに


「違うよ、子どもだったけど大好きだったよ!」


と愛を叫びたくて、
それは屈折したマイナーな感性の、クラスの端っこにいた存在としてじゃなくて結構中心だったよ、
だってみんな、周りの子どもたちは
さいしょの『ルパン』、とくに宮崎駿が係わる前の、シリーズ前半の、
暗い世界にいる犯罪者としてちゃんと人殺しもするルパン3世の活躍も
『レッツ・ラ・ゴン』のめちゃアヴァンギャルドな笑いも
サイコーに楽しんでたもん。間違いない。
松本清張ドラマの話しはクラスメイトと出来なかったけど
『ルパン』と『レッツラ・ゴン』の話題は盛り上がれたんだってば。
・・・
ってそれはあたしの周りだけだったのかなー?