森博嗣『工学部・水柿助教授の日常』も、

読み終えたわけですが、(おや文庫の解説が筒井康隆氏ではないですか)
「も」ってゆうのは先に『・・・の逡巡』から読んじゃったわけで、
それは何でかっていえば
ファウスト賞、じゃないか、メフィスト賞が出来たあたりの事情が出てないかなー
という興味があったからでして
ことほど左様に良き森博嗣読者ではありませんよ、
だから的はずれなコト書いちゃうかもですよ、と逃げ腰な様を示しつつ、
う〜む、
恐るべし森博嗣(と言っちゃいましょうか)、
そして
ココロ優し森博嗣(とも。韻踏んでるし)。
いや、あの・・・
水柿君ってばさ・・・
これは小説である、
と強調されるがゆえにかえって作者の姿が反映されているんだろう、
と思わせておいて、
ナニカを隠蔽するためにつくられたキャラなんじゃないの?
とか思うわけっす!
そのナニカって何さ何でそんなことするのさ?
って、うーん、きっと、口煩いコアなファン向けに・・・
ああ優しい、
彼らがよりよくミステリを楽しめるように、ってさ、
実はちょっと教育が入ってるよねえ、さすが大学の先生。
牽制もあるんだろうけどさ。


井戸から飛び出たら干涸らびちゃうかもですよ?なんてね。


そしてそんなこんなで、
水柿君はミステリの門外漢なのに
アタマが良いがゆえに(その他いろいろあるけれど。えっとSさんゴメンなさいです)
ミステリ作家としてデビュできちゃった、という展開(になるのは『逡巡』ね)、
これって・・・カマトトかしらホントにそうなのかしら?
森教授がホントにミステリの外の人「だった」のかどうかは知らない、
(インタヴュー記事とか読んでないし)
でも水柿君がかつての同人誌界において、
かなりな役割りを果たしていた、ということは隠蔽されているんだなあ、
ってだから!
水柿=森じゃないんだからそれでいいじゃん、
なワケですよ
あ、
M&Sシリーズは『ウルトラマンネクサス』と似てますね、
って、をーい『ネクサス』は(少なくとも最近までは)
鬱々々々々々の13乗くらいやったやんけ!というなかれ、
ウルトラマンネクサス』は
(物語の時間軸が先行している、)映画『ULTRAMAN』の出来事を
ドラマ的にもメタレヴェルでも隠蔽して進行しているのである。
って「である」とか書いてしまいましたが
我ながら言ってるご託が解り辛くてすみません、
しょせんは戯れ言ですから(もしもし?)。
・・・
にしたって『ネクサス』に森作品から
キャラの名前が引用されちゃったのにはおどろきですね
・・・ギャグのつもりだったりして!(え?