村上春樹『レキシントンの幽霊』

孤独です。でも悲しくないんです

・・・(56頁。「沈黙」から)
たのしい話しではないし
むしろ楽しさとは反対のことが書かれているから
村上春樹作品のなかで、この短篇を好きだという人はあんまりいないかもですけど
私は「沈黙」すごくすきになった
小説ってすごくいい、というか、
小説として読むのがいちばん良いことってやっぱりあるんだとあらためて認識したり。
「孤独」にも様々な面があり、
もしくは様々な「孤独」がある、のだろうかともかく、
「独り」であることの意味、重要さ、そんなことを思った。
あ、
これって『ナ・イ・ショ』のどれみちゃんたちがたどる未来とか、
実写版『美少女戦士セーラームーン』で
まこちゃんが考えていたことと通じているよね、とか。
ひとりであること、それを見つめること、そこから始まること。
でもってこれ、
かなり「悪」について書いてありますよね?ぶるぶる(震々