現象ト心象ノ狭間ニ棲マウ者/物。

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あたしのナマエは観察者。
きみは京極夏彦を知っているか。
京極夏彦を語るのにあたしの語彙は圧倒的に乏しい。
最近の彼を語るに・・・乏しいあたしの語彙を総動員してみれば、
ひと言で言って・・・「どすこい」←嘘、いやごめんなさ。
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キミは『爆笑問題のススメ』を知っているか。
作家を招いてホスト・ホステスの爆笑問題のふたりや眞鍋かをりトークしたり、
作家先生をいじったり偶にいじられたりする深夜番組である。
我我月光州の構成員は今回、
この番組に流入する濃厚な京極値を観測した。
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極値
それは。
我等の心象へと介入し心象を変容させ、
その☆ただならぬ場所☆へと導かれた心象により現象に作用し
異化された現象は、
正しく認識された心象が具現化されたものとしての顕れ、として解釈された。
いや、解釈されていた。
そう、最初の夏・・・諸事情によりそれは、
「ファースト」ではなく「ネクスト」という単語を用いて言換えられるわけだが、そう、
"姑獲鳥のネクスト・サマー・オブ・ラヴ"、そのときから、今年の夏までは。
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君は実相寺昭雄をしっているか。
何よりも
エボルトラスター・・・じゃなかった、えと(何だっけ?)ベータカプセル?
その本質が、カレースプーンそのものであると喝破したウルトラマン the movie ULTIMATE DVD COLLECTION 1映像作家である
(ってそんな解釈でいいのかよ(←田中さんの声で、読まなくてもいいですけど)。
黄身は彼の今年の映画『姑獲鳥の夏』を観たか。
いや、観ていないであろう。
何故なら、
卵は映画を観ないからだ。その真実は雛にも知られている、
わけではない。若年層の人間の比喩としての雛は別として。
卵は映画を観ない、されど、卵は何時までも卵であるわけではない。
孵化し雛の時期を経て成鳥へと成長したきみは映画をみて何を思うのか。
イキテキタ君という現象はイキテキタ君の心象そのままのモノなのだろうか。
キミの翼は羽ばたくのか。
キミがキミの筋肉を使って可動させるそれは空を飛ぶための器官なのか。
キミの名前はイキテキタ君か?
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ではイキテキタ君。きみに問う。
キミはこの夏が失意の夏だという。
キミの心象が映画『姑獲鳥の夏』という現象とシンクロしなかったのがその理由だと。
しかしそのキミの心象、
そのひとつの、ではなく、つぎの(希望のように)愛の夏
ネクスト・サマー・オブ・ラヴから暖めてきた想い/解釈は
黄身の心象だけのものではなかったのかい?
全ての心象は即ち、ただ心象であり、現象とイクォールではあり得ない。
黄身はたしかに詳細にテクスト姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)を読み込み、
小説『姑獲鳥の夏』という現象を的確に捉えたのだと主張するのかもしれない。
適格者(デュナミスト)としてウルトラマンネクサスに変身出来るくらいのつもりで。
しかし。
心象によって捕らえられる小説『姑獲鳥の夏』とは
それが心象によって捕らえられる限り、小説『姑獲鳥の夏』ではない。読めば読むほど。
だって頁を開けばそこに書いてあるのは字しかないのだからね!
いや、書いてない、書いてない、
本の頁に印刷された文字は書かれたものでは無い、
小説『姑獲鳥の夏』を開けばそこにあるのは、字だ。
いや・・・字すら、あるのか?いや字が、印刷されてはいるのだけど、
それは「ある」のか?
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爆笑問題のススメ』に出演された京極夏彦氏は
「イメージしないように書いてます」とかなんとかおっしゃった。


びっくりシタ。


でもそうして驚いたとき、あたしは叫んじゃったね、「エウレカ交響詩篇エウレカセブン 2 [DVD]!」って♪


この世には不本意なキャスティングなど何もないのだよ関口君!
ということらしいですよ、イキテキタ君。
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(↑『交響詩篇エウレカセブン』のストナーさんの声で・・・読まなくても可)





つづく!













嘘。つづきません。