ETVでやってた零戦のやつ、

ETV特集』「ゼロ戦・隠された欠陥報告」みてて思ったわけで。
いやあたしなんかが何も出来ませんけどねー、いや面白くて(興味深くて)哀しい番組でした
SFマガジン』に前後編に分かれて載った、
海猫沢めろん中川裕之氏の小説「零式」読まなければこの番組も見ようとは思わなかったわけで、
うん、興味をもつ対象が増えるのっていいな、
いまは本屋で「零戦」ネタの本が並んでるとこで「きゅん」となっちゃいます、
しかしだ、
あんまりせつなくなるのも考えもので
(たぶん多くいらっしゃるんだろう、)今もお元気な元海軍のおじいさまたちの郷愁にシンクロしてるバヤイでもなく、
零戦開発をめぐるあーだこーだには「すんげえくだらない」ことがあって、
日本人のコミュニケーション能力とかって今も昔もどうよ?
とか思っちゃうのでした。
あのねえ例えばさいしょの零戦主翼の端って半円形になってて、んで、
戦艦に搭載するときにはソコを折り曲げるつくりになってたんだけど
量産化するために複雑なのは×ってんで翼の端は直線に切れ、なんつー指示が下って
それで翼の上にヘンな気流が発生するようになっちゃって、
それでカダルカナルーラバウル間(だったかな?)が往復出来ない機体になっちゃって、でも
それ量産してんの!うわー。
それから
装甲を厚くすべき、っていう現場からの声が会議に上るんだけど
「どうもふがいない。そこは大和魂で乗り切れ云々」
って偉い人の意見で取り下げられちゃうんだよ、
大和魂キターーーッ!
そんなこんなで研究を重ねてきた米軍にゼロ、どんどん墜とされるようになっちゃって。
これだけで。
戦争・・・勝てるわけなかったじゃん!って、つい思っちゃうほどです!なんなんだろか。泣きたい。
(って情緒的に〆てるのもいけませんな)