『獣王星』最終回みました。

しかしなんていうか『獣王星』、
とても真面目なつくりでしたね、地味っていうか。
これ、ケナす意味ではぜんぜんなくてむしろ評価したいわけだけど
わぁすごく好きだ〜、とは思ったりはしなかった、つうことはある。
し、
放送うっかり見逃しちゃった回もある(ごめんなさい)
それで言うのもあれなんだけど『獣王星』、
あたしはずっとずっと妙な感覚が抜けないまま、観てました。
それは、双子の弟くんがずっと、ずっと、
やっぱり生きているんじゃないか、っていう思い。
そういうの、お話しにはありがちな展開だし。
だから弟くんの死を思い知る機会が自分のなかには無くって、
だからずっと毎週喪の仕事をしてるみたいな30分でした
どこか現実感がなくて*1遠くの出来事のように感じてた、みたいな。
そんな中だんだん真相があきらかになってって、


いや、びっくり。


つかなんか、激しくナットク。っていうか、ただただ「ああ。」っていう気持ち。
サードについての「ホントのこと」も
兄弟設定についてのアレも
地球のことも。
獣王星』ってば、
なんて「ないこと」に支配されてるお話しだったんだろう。
ただティズだけはトールとの子どもをつくりたい、って、
たしかなものを求めてたのかな。
その彼女もさいごにあれで。
そして「希望」もまた、「ない」こと。
でも「ないこと」しかない生なら、選ぶのは希望。それしかないとも言える。

*1:だから虚構だってば!