腐った人間原理。
このところ不満を述べてるわけでもなく
欠点を論っているのでもなく*1
細田守監督の『時をかける少女』の中にオタク文化が無いなあ、
一般性のために排除してるんじゃあ?
とかって書いてることというのは言いかえるとこうも言えるかも、
だってあたしは、
コレ
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いわばコレ
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『少年は荒野をめざす』の狩野都は感性するどくて繊細で少女(の)小説家で、
彼女が存在する世界についての作品もうつくしくって、
っていうふうなんだけどそれってハタから見ると
『瞳子』の瞳子みたいな、
なんつーかオタクなこと*2なんですよ、とか言いたくて
吉野朔実先生は『瞳子』を描いたんじゃなかろうか、ときのう思った。
『時かけ』と『少年は荒野をめざす』と『瞳子』に共通するのは女子1名に男子2名の、
恋愛にならないトライアングルな関係で、んで、
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/index.phpで杉浦由美子さんが言ってる腐女子の好物って
映画さいしょ観ても何のことだか解んなくて、あとで、
こんな関係性のことのこと?とか思い至ったわけ。
んーでもさーだったら腐った人間としましては、
男子ふたりがデキちゃってたほうがより
♡♡♡なんじゃないかしら?って、
だとコレ
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なんかー細田監督は二次元キャラがスキでもぜんぜん可!!みたいなかたらしいんですけども、
どうなんだろう、
好きな気持ちはとめられない、として、いや、とめられませんけど、
でもいいの?ホントにそれで?
とか、思っちゃってるのでした。
・・・
それで思っちゃってって微妙に不安定な気持ちだったんデスけど
でもきのう『嫌われ松子の一生』ようやく観たんです、
それでああ、なんか落ち着きました。
あれだ、『時かけ』観てなんか実は不安になってたのは
『時かけ』が美しいジュブナイルだったからなのね、と解ったですよ、
なあんだ『時かけ』の中で語られてる「希望」が眩し過ぎたのね、あたし的に。
松子の人生が、
実のところ本人がやりたいようにやってて、
それは、ある状況下で影響されて呪縛されまくってる結果ではあるんだけど、
松子の人生が美しくて良かった、ホント。