完全な怪獣映画は怪獣映画ファンの夢である、

できればホントは目撃したい、怪獣を。リアルに。
でもそんなもちろんありえない(筈だけど)状況は命の危機でありんす。困る、
ということにほんのちょっぴり近づいて
いろいろな意味で破綻のない(リアルににじり寄る意欲まんまんな)怪獣映画は
あんまシャレになんないのであった、
だってそれ、災害なんだもん、っていう。
でも後悔はしないわ観て良かったわ『クローバーフィールド』。
つって、
観てるとき、これはお話しですよね、って足場はなくしちゃないですよ
つくり方に感心しながらみてた、
けどうん、
登場人物たちにシンクロして呼吸はあらくなってた、身体で感じてた、はあ!はあ!


感心ポイントはいろいろあるけど、
カメラマンでもない、
つまりはその職業に何やら自分を託してもいない一般人のホームビデオがずっと回される、
逃げなきゃいけないときも!
カメラ放り出すだろ、リアルなら!!
というツッコミも、カメラ持たせる人のキャラ設定で不問にしてしまったところ。
彼が日常でかかえてるであろうたぶん困難(?)、は
映画ではあきらかにされてないことであるし医学的に正当な描写なのかも
まああたしには分からないのだけれども、何だろう、彼も、
彼以外の人生も、何だろう、と思わせる。
もちろんあきらかに『クローバーフィールド』は、
かの『ゴジラ』が東京大空襲と原爆投下とその他の、第二次大戦の記憶の反復であるように、
そのニューヨーク版であり、もう、
この映画がつくられなければならなかった必然に、胸がつまる、
こんな「娯楽」も必要として、遺されたものは生き続ける、何だろ、人生。
・・・
エンディング曲おみごとでした♪ワラタ(泣。
・・・
わりとメジャーでない俳優さんら*1を集めた、ってことだけど
ミーン・ガールズ』に出てたリジーキャプランちゃんとか出てるよん♪


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*1:けど才能はある