まるで岡崎京子のマンガを読むような。

イーディ*1の映画みてきました。『ファクトリー・ガール』。
    ↓
http://www.factorygirl.jp/index.html
・・・
気分が落ちているときに観ちゃいけない映画だけども
けど
眩しい瞬間はあって。
シエナ・ミラーの笑顔はイーディの、リアルの、
みんなが好きになったところのホントのところに繋がってるんだと思う、


馬をなだめたときとか、彼女の絵とか。


でもウォーホルは、たぶん、彼としては
まっとうなもの、なんてずらさなきゃならないものだったと思う。
この映画で
ボブ・ディランの描かれ方はまあ不当なものではなかったんじゃないかなという気があたしはするんだけれども、
男気があって、
ファクトリー的な斜視とは無縁で、
されど問題がないわけじゃないんだけどもでもイーディの転落は
やっぱりイーディ自身による、と言えてしまう、ああ、なんて
うん、「自己責任」という言葉が怖すぎること。
(すべてを彼女の父親におしつけたくもなるけど)


いやまあ、アンディもひどいんだけどね。
でもそれもひとつの方向からみた見方でしかないとも思うし。
イーディとアンディのつながりは、きちんと定義できるものじゃなかった、から。たぶん。
アンディがつまり裏切られた、とも言えるし
アンディはイーディを利用してた、というふうにも言える。


イーディの個展はどうなったんだっけ?
本再読しなきゃ。
・・・
映画で流れてた音楽がとってもフェイクだったような気がする・・・?*2
ディランとヴェルヴェット・アンダーグラウンド(&ニコ)のパロディみたいのが聴こえてきたような気が。
音楽に比して
ジョン・ダンの衣装の扱いは大きいね、『ベティ・ペイジ』も担当したひと。

*1:

イーディ写真集 girl on fire (P‐Vine BOOKs)

イーディ写真集 girl on fire (P‐Vine BOOKs)

イーディ―’60年代のヒロイン

イーディ―’60年代のヒロイン

*2:サイトでもまるきりとりあげられていない