川上未映子とは



川上未映子という皮を被った川上未映子である、


んじゃなかろうか、
なくなくないですか?


『ヘヴン』の売り文句で、川上未映子が文体変えた、みたいなことが
かなり言われてるような気がするのやけれども。


ヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴンヘヴン


川上三枝子で未映子川上未映子で、


情念系シンガーかなんかから皮剥いて
Jポップのあーちすと?みたいのになって
前衛歌手になって、作家で詩人でたまさか?女優。


ロボコンの着ぐるみは脱げるけど
自分自身は脱げん、それは何ゆえ?ってまあそういう人*1だもの、
賞とかで話題になってわっと言われた「独自の文体」とかだってさ、それ核?
未映子の核なん?
ほんとうに?


とか思う。
よく分からんのやけども文体は人なり、
かなんかの感覚が、ブンガク脳の人たちにはあるのかなー
とかゆう気もするんやけれども、
いわゆるイメージされている未映子さんの文章が、
未映子さんの出生地とはなはだ強く結びついているような気がするのは、
それって、
川上未映子という人が音楽てきに優れた耳を持つ、シミュレーターとして機能して
生まれ育った辺りの言語環境をクリアにとらえてみせた技能であったことではないかと。


でもって『ヘヴン』では
斜視の男子中学生が語ることを書いた、そういうことではない?
・・・
『ヘヴン』の文章が下手とか言う人がいて、
斜視の男子中学生として上手い文章になってるって、
どういうことなのか、あたしにはさっぱり分かりませんよ?


そんなん言うの、意味があることなんか?

*1:←どこぞに由来するソースはある、筈。