モテ、モテ、モテ、非モテ。

ここんとこ観た映画は、


・『劇場版マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜』(監督:河森正治) ←主役:モテ
・『東のエデン 劇場版I The King of Eden』(監督:神山健治) ←主役:モテ
・『パンドラの匣』(監督:冨永昌敬) ←主役:モテ、だがしかし(略
・『アンナと過ごした4日間』(監督:イエジー・スコリモフスキ) ←主役:非モテ


でありまして、
パンドラの匣』を成功させないと、
「二度と映画つくれなくなるかも知れない」*1覚悟だったっていう冨永監督が、
映画パンフレット(発行:東京テアトル)の菊地成孔氏との対談(聞き手:川勝正幸さん)で、
パンドラの匣』のヒット要素*2をあげながら、

ただ、主人公のひばりがモテるというのが、今回、唯一、ヒットしなさそうな要素として心配なんです。

そうなんですけど、今の観客はモテない主人公に感情移入しがちじゃないですか。

(パンフ、24頁)
なあんておっしゃってらして、
でも、だったら、
アンナと過ごした4日間』が最強、一番ヒット作じゃん、
けどきっとそうじゃない*3よねーって思うわけで、あの、
 
かっちょいい王子さまが見たいんだ!                 

って需要も、冨永監督お忘れなく、ってゆいたい、てか、

だって、
美男美女の恋愛ドラマがすんごいキマッてたところであって、
それ、監督の、(メジャーな面での)良い資質部分であると思うに。

*1:パンフ45頁、西ヶ谷寿一プロデューサーの発言から

*2:学園ドラマっぽくもある、(太宰治のところに日記が渡ることになった)ひばりのモデルとなった青年は今のブロガーのメンタリティを持ってる、等

*3:けれど勿論『アンナ・・・』は素晴らしい映画でした。