で、えっと、早乙女アルト姫王子の話し、
映画『マクロスF』、
いっかい目観終わった直後は、
なんかあーアルトくんの描写足りてなくね?
こちらで脳内補完する以上のものをビチッと出して欲しかったにゃっ
とか思ってて
正直「う〜ん・・・」って感想だったんデスけどパンフ(発行・編集:ビックウエスト)読んだら
早乙女アルトの声てき中の人の中村悠一さんがアルトについて、
劇場版では描き方が掘り下げられていて、よりわかりやすくなったのかな?
(08頁)
と発言されてて「ええっ」って驚いてしまいましたわ、これこそでかるちゃ、
TVシリーズではもっと解りにくかったんかい*1、アルトくんてば・・・。
でまあ見損なってましたかね、って後日再度劇場に足を運んで、
アルト王子の発言と行動を追って来ましたよ、
んで、初回は、
ランカ・リーちゃんが歌手になろうとすることのリスクについては
作品で
(兄役、育ての親であるオズマ・リーS.M.Sスカル小隊隊長の発言から)論じられてるのに対し、
アルトの民間軍事組織入りは、
正規軍と違って上下関係は厳しくないねん、てコトかなんかで目眩まされつつ
さらっと流された気がして
「でもいいの〜ホントにそれで? かしらかしら」とか言いたくもなりーの、
んだからこそ、
エンタテインメントとして戦争ネタの虚構を楽しむリアルを照射していた押井守監督の
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そこらへんの提示された意味をてんで咀嚼せずに否定てきな感想を
なんやったけ、ネットラジオやったっけ、ダダ漏れさせてたライムスター宇多丸とか今さらだけど
今ますます最低だったと思うなあ〜とか思ったりもしいの、
(アルトくんの、華やかな芸能世界とリンクしたりもする、モテな私生活と、
『スカイ・クロラ』の、
軍事企業の福利厚生施設であるかも知れない?(汗)娼館の女とつながりを持とうとしつつ、
重い恋愛感情とぼんやりとした絶望みたいのを含んみつつ
(時おり唯一退屈ではない、戦闘行動が訪れたりの、)
キルドレ・パイロットくん達の静謐な暮らしぶり、とか
対比してみるとホント面白い。)
2回目みながら気付いたことは
戦闘機乗りになる、ならないの判断をもちっと重く見せて欲しい、あるいは、
『機動戦士ガンダム』や『新世紀エヴァゲリオン』みたく、
どさくさまぎれに勢いで押し流して欲しい、とか思うこの感受性もまた、
アメリカと安保条約を結んだりもした戦後日本で育ってきたからこその、
時代の枠組みの中から生じてるものであって
(云云、国防論とかは書けないので省略しまっす!(汗 )
対して、
アルトくんの思考・行動もまた、
マクロス・フロンティアな時代の中で形づくられているということで、
その時代って、
星間戦争を経験した人類が、存続を賭けて銀河に乗り出して行ってマス、って時代なのね、
そういう背景は、
映画冒頭で、
銀河系の中を移住船団の航路を示す矢印の画像にナレーションがついて、
説明されていたのだな、うん。
まあそんなの、
大丈夫ですか人類?とか思わないでもなく、
かつての大航海時代から帝国主義への、悪行を繰り返してくれるなよ人類、
異星文明・非文明に礼儀正しい種族であってくれ、と
願わずにはいられない気持ちもありつつの、
それでもこの社会、
消費生活に浸りつつ、先鋭的?なところでは肉体改造もあり!な道も拓きつつ、
人類みなさんで覚悟決めてマス、みたいらしいとこや良し!
とか言っちゃっていいですか、うん、言いたい、
だって、生き延びるしかないじゃんね、生きてる以上。
で、まあ、アルトくん、アルトくんもまたそんな中で、
(歌舞伎の子役として
いろんな役を「やらされていた」ことから生じたらしい空虚感やら
ほんとうの大気に焦がれる想いやらと結びついてる面もありつつ、)
さらっと覚悟決めれた人・・・なのかなあ、
それにしてはシェリル・ノーム嬢にかけられたスパイ疑惑への対応が、
サイテーでぐだぐだだった気もしないでもなかったりもしますがー(とほほ)
、、、
いやいやあの迷いも、綺麗事でなく、生き残るためには必要な能力だったり(えー?
・・・
なんやかや。
とまあ、そんでそんなアルトくんが見せた王子さまらしいとこって、
VF-25Fメサイア駆って
ギャラクシーの人々救ったりバジュラ墜としたりするのもそうなんだけど、
もっとも大事なことって、
人に向けて歌ってはいなかったランカちゃんの背中を押した、
ってことですね、、、ん、あれ?
ランカを街頭で歌わせるように追い込んだのはミハエル・ブランでしたっけ?
(映画、思い出しながら書いております)
そのときアルトはシェリルさんとデート中だったり(泣
あ、いや、そうか、
あんとき、
ランカはアルトが投げ(てずっと飛び続けてい?)た紙飛行機を見たんでしたっけ*2?
ああ、うん、
直接アルトに背中押されるよか、
ランカちゃんの中で発見があって、何かが生じたわけで、それで良かったのだなあ、
(てやっぱ解りづらいと言わせておくれ、アルト王子ぃ・・・)
んで、
はしょるけど映画は、
戦闘の中での、シェリルとランカの
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『劇場版マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜』は
生への衝動を自覚するための、また、
存在するために踏み出すべき第一歩を認識するための、
そして
生きようとする中でやるべきこと、してはならないことを見定めるための、
映画なんでありました。
観れて良かったです。またみたい。
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