2003-09-14 ■ book 帰りの新幹線で『ファウスト』の残りを読む 飯野賢治の小説のつまんなさは一体なんなんでしょ? どこにも行きつかない無駄なセンテンスの連続と、ぎくしゃくさせるためだけにある回想シーンの挿入、 これではローテンション&ロースピードノベルやん・・・ 佐藤友哉たんのは、 この文体のリズムにはいまいちノレないんだけど 今回の舞城・西尾作品と共通して 性的アイデンティティの混乱とかがイマドキのテーマなのかも思わせるところと、 「面白いと幸せはイコールじゃないよ」と語るモヨコさんが結局……たりしちゃったとこが まあ面白かったです