今日は何とか一息つけて、休日でして、

篠田節子著『百年の恋』(ISBN:4022643161)を読みましたよ
NHKのドラマが進んでるトコまでで止めとことかと思ってたのに止められなくて、
さいごまで読み終わっちゃいましたよう
なんてーか、ラブ・コメディの皮を被った、えすえふでしたね
"百年の恋"っていえば、
"も、一瞬で醒める"と続きがちなわけで
美人で仕事は出来るんだけど掃除洗濯炊事整理整頓一切×の、
梨香子さんと結婚しちゃったシンちゃん*1の、
「こんなはずじゃなかった」苦悩の新婚生活が続いていくお話しとしては、
やーよく出来たタイトルじゃないですか、ただの恋愛小説じゃございません
ディテールのひとつひとつが面白くて
それが社会とか結婚とか生殖とかのシステムを相対化した、
SFな「そのあたりまえってあたりまえなの?」な視点で綴られてるワケです
父親にとっては母親が産む子供のホントの父親が誰だか確定出来ない、
ってキツいネタも出てきますよ〜
今日の放送を観るとドラマはちょっと甘口でして
出産直前でタバコを吸う10代の女のコは出なかったし
父親は誰かっていうシンちゃんの疑惑は、梨香子さんの出産シーンまでには解消してて
感動的な文脈で撮られてました、まあそれは仕方がないんだろうけど。

あ、そうそう。突起すべきこと。
もう1週間たちますが

*1:碇ぢゃないよ♪