2年前の『メフィスト 5月増刊号』が発掘されたので

(我が部屋からは崩壊した積ん読の山から様々なものが発掘される)
ぱらぱら見てたら白倉由美の「やっぱりおおきくなりません」がやばくて、
主人公の麻巳美ちゃんというのが
三十六歳で女子大生やってて周囲の十八歳と何気に混ざってて
まわりとの微妙な差異はいろいろ認識してても
自分がヲトナである、という自覚はとっても欠落してたりするんだけどでも
ノローグでは80年代の昔話しが多かったりっていう痛さで、
痛くて
やばくて面白くて読んだら沁みちゃった
これは新シリーズらしくて
これまでの『おおきくなりません』ってのがもう本になってるそうだから
探して読まなきゃ。
それにしてもどうしたって麻巳美ちゃんって経歴からやっぱ本人がモデルなんだろうって思うが
彼女と一緒に暮らしている小説家の月哉さん、っていう名前も綺麗な人ってば
やっぱあの方のことかいっ!っていうのはどうしたもんだろうか
出てくる男の人たちがみんな生臭いトコが無くって
少女マンガの救い主みたいなオトコノコたちで、ううん、これも痛面白い要素のひとつ、
かなあ?