白倉由美『おおきくなりません』(ISBN:4062113961)読みましたよ

(まずゆっときますけど大スキな本になりましたけど)
『やっぱりおおきくなりません』の第1回が気に入って、
35歳が大学生になって18歳のふりしてるっていう、
その痛さも含めてスキになって取り寄せたんだけど
え、ヤバ、こっちは月哉さんヴィジョン*1なの?!
おいおい、って。『やっぱり・・・』のほうは麻巳美ちゃんヴィジョンなのでした、が。
どうしたって自分がモデルの主人公について、
主人公のだんなさまから「まだ恋してる」だの「ちょっとかわいい」だの語らせますかっ。
て、え?本に「白倉由美の最新刊」っていう注文書が挟んであったんだけどそこに

白倉由美、初の私小説

ってコピーが。この『おおきくなりません』につけられてて。
え「私小説」の定義っていったい?とか思ってしまったんですがどうも別に
私小説=リアリズムってもんでもなかったんですね、いや文学の教養無くてすいません
ってゆうか
これはすぐれているっていう意味で書いてるつもりなんですが
月哉さんの語りがちゃんと月哉さんのものになってるように思えるからそれってつまり
大塚英志が書いてんじゃないの?ってふと思ってさらに
(しかも麻巳美ちゃんが月哉さんに小説の代筆を頼もうとする場面だってあるのだ)
白倉由美という存在もまた大塚英志のプロジェクトのひとつ???
なんてうっかり思ってしまったら、こわい考えになってしまいました(泣
ところで
月哉さんってやっぱりデ…肥ってらっしゃるのね、満月コロコロの、月哉さん♪
『やっぱり・・・』第1話をはじめて読んだとき
三日月のような身体の細さをちょっと、期待しちゃって、いやすいません、
それは単なるあたしの好みでして。
っていうかこのさき、
白倉さんのお顔の画像なぞ拝見するようなことがあったとき
それが例えば
村上春樹さんのお顔とその著作の関係以上には決して、
奥深〜いものにはなってないことを切に、望んじゃっても、宜しい?
(ってこんなこと書いていいのか)
・・・

*1:主人公・麻巳美ちゃんの(籍は入れてない)だんなさまによる一人称