しいなりんご3日じゃあたし無理。あたしも。

↑ってのが山下敦弘監督『リンダ リンダ リンダ』のキモだったね、つう。
つまりは
スウィングガールズ』みたいな映画ではなかった、っていうことだ。
ジャズやるわけでなし椎名林檎マスターするわけでなし、
何かをこえたすごい結果がめざされてるのでなくて、
目的地にたどりつくことではなく旅の途中、そのディテールが大事でステキ。そんな映画。
文化祭直前トラブルでバンド分裂、でもやろうよ、でも何を?
部室に埋もれてて、偶然聴いた古いカセットテープ。流れてきたブルーハーツ
てきとうに声かけた留学生のソンさんに聴かせたら泣いちゃたよ、ヴォーカル決定。
練習してステージに立つ日がすぐ来て(でもお約束なアレがやっぱ(以下略 )そして演奏。
いたってシンプル。でもその中にもう、色色色々ある笑い所泣き所。
ソンさんがひとり昼に聞いてたお店の声を反復しながら文化祭の夜の校庭を歩くシーン、
あまりにうつくしくてキュンキュンしすちゃった。
映画はソンさんのように、世界を、あたしと出逢わせてくれる。
あたしはこの映画が大好きだ。


はじめて知ったんですが山崎優子、存在感すげーね!
雰囲気でいっぱつ分かる留年生って貫禄。
屋上で(アルコールあり〜の)マンガ喫茶ひらいてるつー。
マンガ喫茶やってる、
ってトコで爆笑しちゃったんですけどーなんかあたしだけウケてたみたいなんですけどっ。なんでだ?