捩れゆく世界、もしくはあたしの愛した『ULTRASEVEN X』第1話。



ガリメガ! (ちゅちゅコミックス)

ガリメガ! (ちゅちゅコミックス)

が、これ↑がね、
眼鏡とったら美少女のメガネっ子、
て昔ながらの古典的少女マンガな要素を含みつつやっぱ今どきそんなではね、
すまなくてね捩れてるわけで、
ガリ勉メガネからガリメガと綽名される主人公、
小学生のときゃ優等生しかし進学したらば劣等性、
しかし彼氏はちゃーんと既にゲット済みだったりして、でその彼、
彼女がメガネ外せば可愛いことを知りつつ
イメチェン方向に進むのをお前は可愛くないぞって洗脳するがごとき
抑圧っぷりで捩れてる、ツンデレ・ドS・彼氏でなんともステキ♪(は?
なんでしたー、と。
いやあのね『セブX』第1話さ、これについてまた書くけどさ、
みんなあれで吃驚せんかったのはどーしてかしらん?とまた思ったり。*1
だって救世主て言われてでも地球の皆さまみな無気力で「あんな」だよ?
本人記憶無いんだよ?なんて空疎なウルトラヒーロー、
暗闇の果てに一条の光がありそうな『ウルトラマンネクサス』でもないんよ?
さいごにあーやっぱ良かったわ、みたいなカタルシスすらあるのかないのか
心配になるくらいの始まり方やったんであたしはめっちゃどきどきしたのだけどもねー、
シリーズ全体として(ひとつのエピソードではあったかもだけど)
助かることに関心ない、ウルトラの人に無関心な地球人たちなんて要素、
あーなーんて捩れてることかい、素敵♪
それと、
最初にジンと向かいあったとき、
エレアが喋り出すまでのほんの数秒の間、
あの沈黙、
そのとき彼女はまるで人形であるかのように停止していてそのあきらかな演出、
その意味がメタフィクショナルなものなのか
お話し世界で意味が明らかになるタイム・ラグなのか、
あたしはその瞬間に最終回まで観とどけなければならなくなったんだけどなー、と。

*1:て、「このベタが、このブレラン狂いが、"ウルトラ"で!」とは思っちゃいない、てことですね・・・凹。いや、ベタでもないんだけどね組み合わせ方が。救世主+柔らかい?管理社会、でもって抵抗勢力特に無し、強いて言うなら宇宙人たち、んでもって+ウルトラセブンて。や、なんですかコレは、あたしはこりゃ凄いと思わざるを得ませーん(汗